MCFAJ最終戦筑波に向けて

前回の富士ではTA125でエントリーされた鴨志田選手が今回はXL125S改で参戦です。 先日チームクリモトの有澤さん(CB125改)と一緒に筑波サーキットへ練習走行に行ってたのですが、エンジンが途中で止まってしまい、まともに練習できずに帰ってきました。 現地で確認したところ、圧縮は問題なくあるが火が飛んでないとの事でした。このまま当方に車両を持ち込むとの事、レースまで後一週間弱、本戦当日にトラブル発生する事を考えたら時間にまだ余裕があるので、良かったと思います。 夕方当店に到着、早速原因究明に入りました。今回は本来の6V仕様から12V仕様の電装に変換してあるので、何か悪さしてるのか、不安がよぎりました。取りあえずコイルの点検、問題なし、ハーネスを従来の6V用に戻して再度チェック、やはり火花が飛ばない。まさかとは思いましたが、最後にステーターのチェック。抵抗値が正常値に比べ全く違った数値を表示。早速鴨志田さん、部品を取りにいったん帰宅。 スペアエンジンの腰下を持って再び来店、ステーターを交換し火花テスト、バチバチと強い火花が飛びました。エンジン本体が壊れたのか不安だった鴨志田さん、ちょっとエンジン掛けてみていいですか?仮組み状態で外に出て押しがけ開始、まもなくエンジン音が響き、問題なさそうです。本人もほっとしたようで、安心して帰宅されました。 その後細かい調整と本組みを行い完成しました。 年式が年式だけに、いつこういったトラブルが発生するかわかりません。本番はノントラブルで終わってほしいです。